映画【パラサイト】から見る社会の構図。
本日、アカデミーの作品賞を受賞することを見越して
映画【パラサイト 半地下の家族】を観賞してきました(爆)
あっ、いつもありがとうございます。 ヘアーサロンアクティブの『みっちぃ』こと三浦です(^^)
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外国語映画としての受賞は史上初!
お見事でしたね。
ネタバレはナンセンスなので
そうならないような切り口で攻めていこうかと(笑)
※いつもと違って難しい話をしますので
興味ない方はスルーしてね。
この映画の舞台となる韓国では“半地下”と呼ばれる
一階でもない地下でもないその中間で暮らす人達がいるそうです。
旧政権の煽りがもたらしたのは「格差社会」
下層国民は半地下で暮らし
ひどい雨が降れば、その雨水が屋内に入り込んでしまいます。
過去に洪水になったときには
なだれ込んだ雨水によって溺死した人が何人もいたんだとか...
一方、上層国民は高級住宅で何不自由ない優雅な暮らしをしているわけです。
「パラサイト」は
この格差社会を生んだ資本主義の限界を
真正面から問題提起した作品です。
かつて資本主義に疑問を投げ掛け
世界中で運動を起こした人々がいました。
彼らはこうなることを予測し
体制の転覆を掲げますが...
その行動は激しさを増していくことになります。
日本では
ベトナム戦争に加担していく日本政治への不満を皮切りに
若者を中心に学生運動が起こりました。
大人たちへの不満...
社会への不安...
次第に暴力的になり
指導部が検挙され続けると
残された若者は少数で山に籠り
極限の精神状態の中...
仲間を次々に殺めていくことに。
そして逃げ込んだ先が
「あさま山荘」
若者たちがのめり込んだ学生運動の成れの果てが
あんな結末になろうとは...
多くの若者が眼を覚ますきっかけとなったわけです。
その後日本では
高度経済成長期を経て、バブルを経験し
しかしあの頃の若者が危惧した格差社会が
この日本でもいま正に起こっているわけです。
これは日本や韓国に限ったことではなく
資本主義を掲げたどの国でも起こっている問題です。
「パラサイト」だけではなく
「ジョーカー」「US」「万引き家族」「わたしは、ダニエル⋅ブレイク」など
同様の問題提起をした作品が近年頻繁に作られ
受賞しているのは...
そう感じている人が多くいて賛同しているということでしょう。
「みっちぃ」はもうひとつ
最近気になる出来事があります。
それは温暖化など人間の活動により起こっているとされる気候変動。
この問題を提起しているいま中心的な人物
グレタさんを中心に世界中の若者が声を上げています。
大人たちへの不満...
社会への不安...
彼女の口からはとても過激な言葉が漏れてきます。
プーチンは
「世界の仕組みはそんなに単純じゃない」と反論していましたね。
またあの頃のような
過激なことが起こらなければいいのですが...
今日は映画を観て...
こんな小難しいことを語りたい心境になってしまいました(笑)
僕も“おっさん”なんだなぁとつくづく思います。
若者たちが学生運動にのめり込んでいた時代...
いまの僕と同世代の大人たちは
どんな眼で彼らを見ていたんだろう?
なんてね(笑)
では、また。
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